【アローカナ】卵を孵化させるために必要なもの

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ひよこ アローカナの生活

こんにちは。

ニワトリとともに暮らす生活が、もう少しで1年半になろうとしている”とぅーりお”です。

我が家ではニワトリ(品種:アローカナ)の孵化を2回(6羽)行って、ひよこから育てた子ばかりです。

ひよこを実際に育てるまでは、

有精卵から孵化をさせるにはどうやって温めるの?

ゲージはどれくらいの大きさがあればいいの?

ひよこのうちは何を食べるの?

など、他にもわからないことがたくさんありました。

今回の記事では、卵の孵化にスポットを当てて以下の疑問について書いていきます。

  • 卵を孵化させるには何を用意したらいいの?
  • 孵化するまでどんなことに気をつけたらいいの?

実際の経験をもとに書いていきますので、これから飼いたいなと思っている方の参考にしてもらえればと思います。

※ニワトリは、オスメスともに大きな声で鳴きます※

ひよこが誕生したものの、近所迷惑で飼えないことがないように、鳴き声に関するこちらの記事もあわせてご覧ください。



ひよこが孵化するまでに必要なもの

卵には精卵有精卵の2種類があることをご存知ですか?

ニワトリの産卵は、人間の排卵のようなものなので、メスだけでも卵を生むことができます。近所のスーパーなどで販売されている卵のほとんどは、メスばかりがいる養鶏場の卵なので無精卵です。

有精卵は、オスとメスがいる養鶏場のもので、交尾を経て生まれた卵です。売られている場合は、パッケージに有精卵と書いてあることが多いです。

ただ、ニワトリ社会は1羽のオスに対し、複数のメスという一夫多妻のグループを形成するため、すべてが有精卵というわけではありません。

つまり、卵を温めて孵化するのは、有精卵のみということになります。

 

ニワトリの孵化について少し触れたところで、有精卵を孵化させるために必要なものを紹介します。

有精卵を孵化させるまでに必要なものはこちら

  • 孵卵器
  • 温度計(湿度計付きが理想)
  • 孵卵器を覆えるような箱

孵化からひよこの育成の中でいちばん大切なことは 温度管理 です。

孵卵器

ニワトリのメス(親鳥)は卵を孵化させるため、お腹の下に数個の卵を抱え約21日温め続けます。

孵卵器は、親鳥の代わりに最適な温度を保ち、有精卵を温めてくれます。

孵卵器に有精卵を入れる前に注意事項が2つあります。

購入した卵は、水やアルコールで洗浄しないでください。卵の殻にある呼吸をするための小さな穴がふさがってしまい、孵化率が大幅に低下します。
冷蔵保管をしないでください。孵化率がほぼ0になります。常温であれば2週間程度の保管可能ですが、保管の期間が伸びると孵化率が低下します。

今回私が紹介するのは、life basis自動孵卵器

こちらは、私が実際に使用したもので、一度にニワトリの卵を10個まで入れることができる孵卵器です。

この孵卵器の特徴は次の3つです。

①温め

卵を設定した温度で卵を常に温めます。

●温度設定方法

  1. 「セット」を押す
  2. 数字が点滅するので、「+」「−」で調整する
  3. 「セット」を押す

孵卵器の中が設定温度になるまで時間がかかります。有精卵を入れる半日ほど前に電源を入れて試運転し予熱してください。

ニワトリの孵化適正温度は、37.5℃くらいです。

そして、この温度が36.5℃付近になるとメスが生まれやすくなり、38.5℃付近になるとオスが生まれやすくなるそうです。

有精卵の時点で性別は決まってるのですが、37.5℃を基準に、メスは低温に強く、オスは高温に強いようです。

ウミガメは、砂の温度によって性別が決まると言われているそうですが、ニワトリの場合は少し違うようです。

②加湿

卵は殻を通して呼吸をしているため、必要な湿度を保ってくれます。

大体40%から50%くらいが良いそうです。

孵化直前には湿度を65%くらいに上げて、孵化中のひよこと殻が乾燥で引っ付いてしまうのを防ぎます。

真ん中の筒に水を入れるだけです。

このままだと湿度が高くなりすぎるので、テープを貼ったりして調整してください。

孵化したばかりのひよこが誤って水に入ってしまわないように注意!

③転卵

自動で24時間卵を回転。

ニワトリの親鳥は、卵を温めるときに一定の間隔で卵を回転(転卵)させて卵内部の黄身が殻と癒着してしまうことを防いでいるそうです。

孵化予定日の3日ほど前から、転卵を止めます。(黒のストッパーを外す)

ひよこは自らのくちばしを使って内側から卵を割るのですが、上向き方向に割るため身体の位置を調整するそうです。


life basis自動孵卵器の主な機能は以上の3つです。

※この孵卵器は使用する時に空気を送るファンの音や、転卵するためのモーターの音が出るので、初めのうちは少し気になるかもしれません。

温度計

孵卵器で温度設定をできます。

しかし、温度を測っている場所が真ん中や1ヶ所だけだったりするので、実際に卵が並んでいるところと温度差があったりします。

今回紹介しているlife basis自動孵卵器は、温度を1ヶ所で計測するタイプなので、卵の温度と設定温度に少し差が生じます。

私の場合は、最大で1℃差がありました。

設定温度はすぐに変更できるので、少し高めに設定してみてください。

孵卵器を覆う箱

家庭用の孵卵器は、外の温度変化の影響を受けやすく、一日の寒暖差や空調などによって、孵卵器内部の温度を一定に保つことが出来ない場合があります。

温度変化のある場所などに置く場合は、孵卵器全体を箱などで覆うなど対策が必要です。

オススメはダンボール。

適度な通気性と保温力で、孵卵器内の温度変化を最小限にしてくれます。



21日くらい経つと・・・

嘴打ち

卵に穴があいてくちばしが見えました!

卵の中から「ぴよぴよ」ととても愛くるしい鳴き声とともに、”嘴打ち”という卵に穴をあける動きが始まります。

ひよこにとって、孵化をすることはとても体力のいる大変な作業です。

嘴打ちから孵化まで半日〜1日かかる子もいます。

ひよこを傷つける恐れがあるので、むやみに手伝ってはいけません。

ひよこは時間をかけて卵を少しずつ割り、卵内部の必要な栄養分を身体に取り込みながら出てくるそうです。

ゆっくりと見守りながら応援しましょう。

生まれてくる子によって1〜2日ほど遅れることがあります。

我が家では23日目に孵化した子もいます。



まとめ

最後までご覧頂きありがとうございます。

卵だけでも可愛く見えていたのに、卵から頑張って出てきたひよこを見るとたまらなく可愛くなります←親バカがでてしまいました

有精卵の購入から、孵化までの流れをまとめると

①有精卵を入れる半日前に孵卵器の予熱を行う
②温度計で内部の温度を確認し、有精卵を入れる
③孵卵器内の温度(できれば湿度も)を時々確認し、中央の水を適宜追加する
④孵化予定日3日前に転卵をストップする
⑤孵化直前に湿度を上げる
⑥ひよこが卵から出てくるのを見守る
⑦生まれてから半日〜1日ほどは孵卵器の中に置いておく

このような流れになります。

生まれてすぐの鳥は、初めて見た動くものを親だと思う”刷り込み”があると言われています。

生まれて間もないうちは、なるべくひよこと一緒の時間を過ごすようにしましょう。

きっとひよこも飼い主さんの気持ちに応えてくれると思います。

 

それではまた。

 

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