こんにちは。
自分でゴルフクラブのグリップ交換をするときに起こりやすい失敗例について書いていきます。
- 向きがバラバラになってしまう
- いまいちしっくりこない
- 失敗しないためのポイントが知りたい
『なるべく費用を抑えたい。できるだけ早くクラブを使いたい』と思っているのに、失敗して余計な時間や費用を掛けたくないですよね。
前回は、自宅でできるグリップ交換の方法について解説しました。
今回は、私がこれまで行ったグリップ交換で実際にやってしまった失敗とその対策について解説していきます。
この記事を読んでいただくことで、初心者の方でもグリップ交換ができるようになります。
自分で行うグリップ交換ならではの失敗しやすいポイントをしっかりと抑えて、自分好みのグリップに交換してみましょう。
グリップを外す時
グリップを外すときに注意するポイントは次の2つ。
- カッターでシャフトを傷つける
- 両面テープが残る
素材によっては、なかなか切りにくいグリップもあります。
カッターを強引に引っ張ったりしてクラブを傷つけたり、怪我をしたりしないよう気をつけて下さい。
カッターでシャフトを傷つける
古いグリップを外す場合、専用のグリップカッターを使うことが一般的です。
グリップカッターの刃先は、シャフトを傷つけにくいような形状になっていますが、直接当たると多少の傷が付いたりします。
写真の様に、シャフトに対して横向きに刃を入れましょう。
カーボンシャフトの場合は、カッターによって繊維が傷つくと、性能の低下やシャフトの破損につながる可能性があるので、特に注意しましょう。
両面テープが残る
古いグリップを留めていた両面テープは綺麗に剥がしましょう。
多くの場合は、グリップを外す時と一緒に両面テープも剥がれるのですが、たまに残ることがありますよね。
そのままにしておくと、テープが残った部分の膨らみをグリップ越しに感じることがあります。
グリップの感覚が敏感な方や、ラバー系の柔らかいグリップを使われている方は、シャフトを綺麗にしてから新しいグリップを装着しましょう。
グリップを装着する時
グリップの装着を装着するときの注意点は次の4つ。
- グリップの向きがバラバラになる
- グリップが伸びる
- 途中までしか入らない
- グリップがベタベタになる
グリップの差し込みは、一発勝負でありながらスピーディーに行う必要があります。
この4つのポイントを抑えることで、失敗の確率をグッと抑えることができるので、参考にしてみて下さい。
グリップの向きがバラバラになる
写真は少し極端ですが、クラブごとにグリップを入れる位置が異なると、向きがバラバラになってしまいます。
特別な機械を持っている方以外は、自分自身でクラブを固定しながらグリップを挿すので、不安定になりやすくなります。
マジックなどで、差し込む位置とゴールの位置を明確にしておきましょう。
私は、両面テープにマジックで直接印を付けていました。
古いグリップを外す前にマスキングテープを付けておくと、新しいグリップを挿すときの目印になります。
印をつけた差し込み位置にグリップが挿せたら、マスキングテープの目標まで一気に差し込みます。
事前の準備をしておくことで、グリップの向きはある程度揃うでしょう。
万力などクラブをしっかりと固定できる器具があれば、そのままでも同じ位置にグリップを挿しやすいと思います。
自宅にお持ちの方は、シャフトを傷つけないようしっかりを保護をしてから固定してください。
グリップが伸びる
グリップを挿し込むときは、グリップの先側で引っ張らないようにしましょう。
先側を引っ張りながらグリップを挿し込むとグリップ自体が伸びてしまうことがあります。
特にゴム系の柔らかいグリップの場合は注意してください。
なるべくグリップエンドに近いほうを持ちながら挿し込めるように、グリップの差し込みが進むに連れ、少しずつグリップエンド側へ持ち替えると良いでしょう。
グリップが伸びると太さが変わってしまうので、グリップの感覚にこだわりたい方は持つ場所にも注意したいですね。
途中までしか入らない
グリップをシャフトへ挿すときに使う潤滑剤『パーツクリーナ』の使用量が少ないときに発生しやすい失敗です。
私が初めてグリップ交換した時に一本目で起こった失敗でもあります。
グリップが途中で止まってしまうと、基本的にはどうすることもできません。
グリップの中などにパーツクリーナを吹きかてもダメでした。
こうならないように、シャフトに貼った両面テープとグリップ内部にはたっぷりとパーツクリーナーを吹きかけましょう。
グリップ内部にパーツクリーナを吹きかけて
両方の穴を塞いで、内側の全体にパーツクリーナーを馴染ませましょう。
この作業の出来具合が、この後の差し込み作業に影響します。
パーツクリーナーをしっかり使って、グリップを素早く差し込める準備を行いましょう。
グリップがベタベタになる
グリップを挿し終えると、グリップとシャフトの隙間からハーツクリーナーと両面テープが混ざった液体が出てくることがあります。
パーツクリーナーによって両面テープの粘着成分が溶かされたものなので、触れるととてもベタベタします。
その手で挿したばかりのグリップを握ると、グリップもベタベタに・・・
写真のようにキッチンペーパーなどで抑えながらグリップを挿し込むと、粘着液の漏れ出しを軽減することができます。
新しくなったグリップが使う前から汚れてしまわないようにしたいですね。
まとめ
今回は自宅で行うグリップ交換の失敗について解説しました。
私自身が失敗したものばかりです。
一度失敗してからは、紹介した方法で納得のいくグリップ交換をできるようになり、今ではバックライン有のグリップもさせるようになりました。
グリップ交換方法の詳細についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
自分自身でメンテナンスを行うと、ゴルフクラブへの愛着も高まります。
愛着のあるクラブでたくさん練習して、どんどん腕を磨いていきましょう。
それではまた。
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