こんにちは。
2013年から左打ちでゴルフを始め、2020年1月から右打ちに転向したとぅーりおです。
ゴルフをしていて、このように思うことはありませんか?
「どんな練習から始めたらいいのかな?」
「練習に行くけど上手くなった実感がない」
「調子が悪い時の調整方法が知りたい」
この疑問について、私が実際に練習したことを踏まえて書いていきます。
右打ち転向後の初めての練習で100球を打ち、目標方向にほとんど飛ばなかった私が、9か月後にスコア86を出すことができた一番取り組んだ練習方法です。
この記事を読んでいただいた、これからゴルフを始める方、スコアアップに伸び悩んでいる方の良いきっかけになれば嬉しいです。
一番取り組んだ練習は『ハーフスイング』
ハーフスイングとは、テイクバックを腰の高さまで上げたところから振り下ろして、フォロースルーを同じく腰の高さで止めるスイングです。
シャフトを時計の針に見立てて正面から見た時に、時計の9時から3時を指すような動きをします。
地味に見えるスイングですが、この練習を行うとどのようなメリットがあるのでしょうか。
ハーフスイングのメリット
ハーフスイングは最下点にあるボールを打つ直前と直後のスイングなので、ここが毎回同じ動きをしていれば、ボールも同じ方向に飛ぶということになります。
そして、ハーフスイングの振り幅は『ビジネスゾーン』とも呼ばれ、この振り幅の安定度が『プロゴルファーの賞金に直結する』と言われるほど、ゴルフスイングの最重要ポイントなのだとか。
そして、ハーフスイングの練習ではこのようなメリットが得られます。
・芯にあたる感覚が身につく ・実際のコースで使える ・すべてのクラブに応用できる
ハーフスイングを練習する時は、9番アイアンやピッチングウェッジなど、短めで扱いやすいクラブがオススメです。
スタンスは、足と足の間を靴の幅一つ分開けて構え、グリップエンドから指3本分ほどクラブを短く持ち練習しましょう。
芯に当たる感覚が身につく
ゴルフクラブには芯と呼ばれる、ボールを打った時の感覚が伝わらないほど良い当たりをするポイントがあります。
野球などで言われる『ジャストミート』です。
逆に、芯と違う場所に当たった場合は、手に振動が伝わり、飛距離がロスします。
ハーフスイングは、自分の見える範囲の小さなスイングなので、ブレを抑えることができ、良いときと悪いときの違いもはっきりとわかります。
芯に当たる回数が増えてくれば、ゴルフがどんどん楽しくなりますよ。
実際のコースで使える
グリーンの周りから、グリーン上のカップを狙うショットを『アプローチショット』と言います。
飛距離でイメージすると50ヤード以内といったところでしょうか。
アプローチショットの場面では、ハーフショットとよく似た、もしくは、同じ打ち方をするので、練習の打ち方がそのまま使えます。
ハーフスイングをした時の飛距離を基準にして、振り幅を少し大きくしたり、小さくしたりした時の飛距離の変化が覚えられると、とても役に立ちます。
また、アプローチ以外にも、林の中に入ってしまった、目の前に木の枝があるので低く打ちたい時にも応用することができます。
実際のコースで活用してみましょう。
すべてのクラブに応用できる
「9番アイアンばかり練習していても、ほかのクラブが打てなければ意味がない」
そのように思っていませんか。
ハーフスイングは9番アイアンだけの練習ではなくて、ボールを打つ直前と直後のスイングを安定させる練習です。
ドライバーやその他のクラブでも、腰から腰の間は同じ軌道を通るので、ハーフスイングの動きが安定していれば、ボールの捉え方も安定するでしょう。
9番アイアンなどの短いクラブに慣れてきたら、徐々に長いクラブでもハーフスイングにチャレンジしてみて下さい。
練習で気を付けること
メリットがたくさんあるハーフスイングも、練習方法や意識するポイントを間違えてしまうと効果が無くなってしまうので、次のようなことに注意しましょう。
・体全体を使って打つ ・グリップエンドは“へそ”の方向に ・スイングは「いち・に」のリズムで
ゴルフを初めて間もないころは、多くのことを意識すると混乱してしまうので、ポイントを3つに絞ぼりました。
この中から一つずつでもいいので意識できそうなことから始めてみましょう。
自分では9時から3時のつもりが、思ったより大きくなっていたようです。
動画を撮っていると、イメージと実際の動きの違いがよくわかります。
体全体を使う
ここでの良くない動きは、手(腕)の力だけでひょいとクラブを上げて、そのまま手(腕)だけでひょいと打つことです。
人間の手はとても器用な反面、同じ動きは難しいことがあります。
ゴルフクラブを腕の力だけで振ってみると、なかなか同じところに当たらないのがよくわかります。
毎回同じ動きをするためには、体の大きな筋肉を使うことが有効です。
具体的には、背骨を中心にして、胸の向きを「右から左」に向けるイメージです。(右打ちの場合)
(写真)
腕からゴルフクラブの先端までが一本の棒になったイメージで、自身が振り子になった感覚で振ると、再現性がグッと高まります。
グリップエンドは“へそ”の方向に
先ほど説明した『体全体を使う』にもつながる注意ポイントです。
ハーフスイング中は、グリップエンドが自分のへそを指すように意識しましょう。
イメージが難しいときは、画像のようにゴルフクラブを短く持ち、グリップエンドと自分のへそをくっつけてスイングしてください。
(写真)
このイメージを持ったまま、普通の握りに持ち替えて同じスイングをすると、グリップエンドがへそを向いたハーフスイングができるようになります。
これは腕だけでやろうとしてもなかなかうまくいきません。
一つ前にお伝えした、体の大きな筋肉を使うことがポイントです。
こちらに、テイクバックの良くない動きをした時の画像も載せておきます。
(写真)
このようになると、クラブの軌道を安定させることが難しくなります。
ゴルフスイングのポイントでよく言われる「体と腕を同調させる」や「両肩とグリップの三角形をキープする」にも通じるところなので、ぜひ意識してみて下さい。
スイングは「いち・に」のリズムで
自分が振り子になったイメージで、一定のリズムでスイングしましょう。
頭の中で「いち・に」の言葉を唱えながら打つと、余計なことが気にならなくなると思います。
打つときにいろいろなことを考えすぎると、体に余計な力が入ったりしてしまいます。
上手くいかないことが続いたときは、余計な力が入りすぎているのかもしれません。
そんな時は、一度呼吸を整えて、「いち・に」のリズムを思い出してみて下さい。
まとめ
ハーフスイングはとても地味な練習です。
こんな地味な練習だからこそ、続けることで周りのゴルファーと差をつけることができます。
私を含めアマチュアゴルファーが練習できる時間は限られています。
・体全体を使って打つ
・グリップエンドは“へそ”の方向
・スイングは「いち・に」のリズム
この3つを意識しながらぜひ練習に取り組んでみて下さい。
ちなみにスコア86を出してから、ドライバーやユーティリティなど長いクラブがうまくなりたいと思い、フルスイングの練習ばかりをしてしまいました。
その結果、スコアは100台に。
少し良くなると欲が出てしまうものです。
この記事を書きながら、私自身ハーフスイングの大切さを再認識しました。
練習方法がわからない、調子を取り戻したい方はぜひ取り組んでみてください。
それではまた。
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