こんにちは。
初めてひよこが孵化をしたとき、初めてひよこを迎えるときこのような心配はありませんか。
- ひよこは生まれてすぐになにか食べないといけないの?
- エサと水をどうやって覚えさせたらいい?
- なかなかエサを食べないときはどうすれば?
ひよこはとても小さくて、すぐにエサを食べたり水を飲めないと不安になりますよね。
今回は、有精卵から孵化をさせて6羽のひよこを育ててきた実体験を基に解説していきます。
この記事を読んでいただくことで、エサと水の覚え方やエサをなかなか食べないときに必要なことがわかります。
皆さんのお家に来たひよこが立派なニワトリに成長する手助けになれば幸いです。
エサと水の覚え方
孵化したばかりのひよこは、生まれてから1日くらいであれば卵から吸収した栄養で過ごすことができます。
自然界にいる鳥類であれば、親鳥がエサを与えてくれたり、食べ方を教えてくれたりすることがありますが、人工孵化したひよこの場合は食べ方を教えてくれる親鳥がいません。
親鳥がいない環境の中では、水やエサをうまく食べれないこともあります。
エサと水の覚え方をそれぞれ解説します。
エサ
我が家では、水でふやかして細かくすりつぶした玄米を与えています。(玄米がなければ市販のひよこのエサでも大丈夫です)
エサを食べ物として認識してもらうために、次の1〜3の順番で試してみましょう。
- エサ専用の器を用意してエサを入れて様子を見る
- エサの入った器を爪楊枝などでツンツン突いて興味を持たせる
- 地面をつつく習性を利用し、足元にエサを撒き食べ物と認識させる
はじめのうちは、警戒心が強いひよこが多いので、いきなり器のエサを食べるひよこは少ないかもしれません。
ひよこの警戒心を解くため、②の爪楊枝のツンツンする動作が有効です。
爪楊枝をツンツンする動きと、器を突く音がひよこの興味をそそります。
興味を持ったひよこが近寄ってくるので、うまく行けばそのまま器をくちばしでツンツンして、エサを認識してくれるようになります。
②でも難しい場合は、③足元にエサを撒いてみましょう。
ひよこは生まれ持った習性で、地面をツンツンしながら生活します。
ツンツンしたときにエサを見つけることで、エサ自体に興味を持ってくれるようになります。
器に同じ食べ物があれば、そのままエサの場所として認識してくれるでしょう。
水
ひよこは体温調節機能が未熟なので、誤って水入れに落ちて体が濡れると、冷えてしまい命に関わります。
事故防止のためにこのような安全な水入れを使用しましょう。
我が家のひよこの場合、この小さな飲み口をいきなりつつく子はいませんでした。
エサと同じように、水に興味を持ってもらうため、次の方法をお試しください。
- 飲み口を爪楊枝などでツンツンして興味を持たせる
- ひよこを捕まえて水にくちばしを付ける
やはり、はじめは爪楊枝の動きと音で興味を持たせましょう。
うまく行けば飲み口の中をつついてくれます。
①がうまく行かない場合は、②ひよこを捕まえて水飲みを補助してあげましょう。
初めてくちばしに水がついて驚くこともありますが、何度か試してあげると、飲み物と認識してくれるようになるので安心してください。
飲水と分かれば、水はある程度飲んでくれます。
飲水にはネクトンを溶かしておくと、ひよこに必要なビタミンの接種が同時にできますよ。
エサがなかなか自分で食べられない時は
エサが成長に必要な量を摂ることができずに栄養失調になるひよこがたまにいます。
その場合は、市販のひよこ用のエサなどを水でふやかし、ひよこクチバシに収まる一口サイズの大きさにして、クチバシの中に入れてあげましょう。
我が家では、栄養補給の為にネクトンも混ぜ込みました。
クチバシの根元あたりを人差し指と親指で優しく押さえるとクチバシを開いてくれます。
まとめ
ひよこは、自分でエサや水を探して生きていく能力を生まれながらにして持っています。
しかし、人工孵化や人間の作った環境下でひよこを育てる場合は、ある程度私たちのサポートが必要な場合があります。
中には、うまくできないひよこもいるので、日々体重などをチェックしながら成長具合を確認できると変化に気づきやすくなります。
今回紹介した手順で、大きなトラブルを起こしたことはありませんが、調子が悪くなるようなことがあれば、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。
今回の内容が、ひよこを飼っている方、これから飼おうとしている方の参考になれば幸いです。
それではまた。
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