こんにちは。
アローカナ(ニワトリ)と暮らすとぅーりおです。
突然ですが
『ニワトリを飼うのって、どのくらい費用がかかるのだろう?』
このように思われた方いませんか。
犬や猫などであれば、飼った経験がある方も多いと思いますが、ニワトリをペットにする方は少ないですよね。
そこで今回は、このような疑問にお答えします。
- ニワトリを飼育するためにはどのくらい費用がかかるの?
- 卵はどれくらい産んでくれるの?
ニワトリの飼育にかかる費用と同じく、産んでくれる卵の数も気になりますよね。
この記事では、我が家の飼育状況を整理する意味も込めて、掛かった費用と産んでくれた卵の数をまとめています。
今回の記事を読んで頂くことで、ニワトリの飼育に必要なものや、おおよその費用がわかります。
我が家でニワトリのお迎え準備から現在までにかかったお金の話ですが『これくらい費用が必要なんだな😳』と見てもらえると幸いです。
これからニワトリを飼育してみたい方、興味のある方はぜひご覧ください。
これまでに掛かった費用
結論、我が家のニワトリ飼育ではこれまで約66,910円の費用が掛かっていました。(病院代込み)
『高っ!!』と思われた方もいるかも知れませんね。
私達は、初めてのひよこ飼育を前に、テンションが上っていたのか、全て新品で買い揃えていました。
フリマアプリの利用などで、もう少し費用は下げられたかなーと思います。
令和5年2月現在、孵化から1才7ヶ月を迎えるまでに掛かった費用を大きく分けると、このような感じになります。
- 孵化・ひよこを育てる準備
- 小屋の建築
- エサ代
- 床材の入れ替え
- 病院代
それでは順番に解説します。
孵化・ひよこを育てる準備
有精卵の孵化から始める場合であれば、卵を温める機械やひよこの体温を維持する対策が必要になります。
自分で孵化をさせるため、有精卵を16個購入しました。
そして、16個の有精卵から、7羽が孵化しました。
ニワトリの有精卵の孵化率は、6割程度と言われています。
大きいペットショップであれば、ひよこを販売していることもあります。
卵を温め、卵を回転させる「転卵」を自動で行ってくれる機械です。
使う期間は、有精卵の温めスタートから、孵化後1日程度まで。
「転卵」を手動でされる方は、温め専用の孵卵器や、自作をすることでコストを抑えることができます。
育雛箱に衣装ケースを利用しました。(自宅にもともとあったもの)
ひよこの様子を確認できるように、半透明のものがおすすめです。
また、空気が入れ替えと脱走防止に、100均で購入できるバーベキュー網を蓋がわりに使用しました。
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生まれたばかりのひよこは、体温維持できるだけの羽が生え揃っていないので、育雛箱内の温度管理が必要になります。
保温電球を使ってゲージ内の温度を一定に保ち、ひよこの体温維持を補助します。
我が家では、ゲージの中でも温かい部屋を作るため、保温電球は2つ準備しました。
ひよこが水を飲むための水入れ。
ペットショップの鳥コーナーで販売されていたものを購入しました。
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ゲージ内の温度と湿度を確認します。
35℃前後の温度(最低でも32〜33℃をキープ)と50%〜60%の湿度が目安になります。
温度・湿度が同時に確認できるコンパクトなものなので、使い勝手もよく、現在も使用しています。
小屋の建築
我が家の鶏小屋は、地面から70cmの高床式で、縦80cm・横130cm・高さ100cmです。
小屋の建築に、丸鋸と電動ドライバーを使用しましたが、もともと所有していたので、費用に含めていません。
調べてみると、丸鋸は12,000円〜、電動ドライバーは15,000円〜くらいで購入できるようです。
ちなみに、この小屋では4羽のニワトリが生活していました。
倉庫に置いてあった廃材を利用したので、木材は無料です。
木材の他に、小屋内部の様子を見やすくするため、1面だけアクリル板を使用しています。
外敵の侵入を防ぐため、穴の大きさ20mmの網を外回りと天井分購入。
1mあたり880円のものを4.5m分購入しました。(3,960円)
また、ドアの部分だけ、網目が小さい頑丈な金網(1,375円✕2枚)を使っています。
いまのところ、高床式の効果もあって、天敵の侵入などはありません。
ネジや鍵、蝶番などは近くのホームセンターで購入し、ご飯容器などは100均で購入しました。
ネジについては、DIY素人が設計図を書かずにぶっつけで作業したため、200本以上使用しています。
- ネジ200本(605円✕2)
- 鍵 3セット(400円×3)
- 蝶番 2セット(275円×2)
- ご飯容器 4つ(110円×4)
- ご飯容器入れ 1つ(110円)
りんご箱を産卵箱として使用しています。
中に籾殻を敷いていますが、自家製の籾を使っています。
エサ代
我が家では、主食にくず米、副菜に畑で育てている葉野菜を与えています。
こちらの食材は、自家製なので『無料』です。
野菜のヘタや皮、外葉などの捨ててしまう部分も与えています
ひよこの頃は、くず米を水に浸して砕いたものを与えていました。
くず米だけでも大丈夫な子はいたのですが、うまく食べれず栄養失調になった子がいたので、補助的にひよこの餌を1袋購入しました。
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ネクトンは鳥類用総合ビタミン剤で、水に溶かすことで不足しがちな栄養を補います。
ひよこの頃から水に少しずつ溶かして与えていました。
ネクトンは栄養強化になりますが、必須ではないのでニワトリの状態に応じて購入でも大丈夫です。
カキ殻を砕いたもので、ニワトリのカルシウム源になります。
ホームセンターのペットコーナなどで購入することができます。
冬に牡蠣をよく食べる方であれば、殻を水洗いし、風通しの良い場所で1週間程度乾燥させて細かく砕き自分で作ることも可能。
カルシウムが不足すると卵の殻が作れずぷよぷよの卵なってしまいます。
その他 1,500円程度
ここで掛かった費用のほとんどは、ニワトリの大好物の『かつお節』です。
これは本当に食いつきがすごいので、とても重宝しています。
※食塩などが添加されていない 原材料が鰹のみのシンプルなものを与えて下さい。
購入頻度は2ヶ月に1回程度です。
床材の入れ替え
ニワトリ小屋の床は、近くの山(自己所有)から採ってきた腐葉土を使っているので無料で調達しています。
また、近くのコイン精米所でもらえる無料の米ぬかを混ぜた『発酵床』(腐葉土と米ぬかと適量の水を加えて混ぜるだけ)を敷いている時もあります。
発酵床は、糞のニオイが軽減されるのでおススメです。
床材の入れ替えで取り除いた古い床材は、鶏糞が混じったいい感じの土なので、肥料として畑に撒いています。
病院代
我が家では、ひよこ時代に1回、大人のニワトリになってから3回受診しました。
ひよこの時は、立てなくなり原因が分からなかった為病院に連れていきました。栄養失調の診断で、治療費は1,610円でした。
大人のニワトリになってからは、呼吸器系の病気ということで、合計2万円程度でした。
(この時の領収書を紛失してしまいました。すみません)
ニワトリを外で飼っている場合は、季節に関係なく鳥インフルの検査が必要になるそうです。
産んでくれた卵の数
我が家には、2羽のメスのニワトリ(つきみ・きなこ)がいて、つきみは生後6ヶ月ごろ、きなこは生後7ヶ月ころから産卵するようになりました。
産卵開始から、現在(令和5年2月8日)までの合計数は・・・
つきみが193個、きなこが117個です。
感覚よりも多い印象です。
産卵数が減っているところは、抱卵モード(卵をお腹で温める)に入った時と、秋から冬にかけて換羽(羽が抜けて冬用の羽に生え替わる)になった時です。
卵は私たちが食べたり、友人知人におすそ分けしているしているのですが、もし購入する場合はいくらになるのか。
ざっと計算してみました。
ECサイトの最安値が113円/個、フリマアプリの最安値が138円/個で販売されているのを見つけたので、1個あたり110円で計算。
これまでの産卵数を掛けてみると・・・
34,100円!!
思ったよりも高額でびっくりしております。
可愛いだけではなくて、貴重な卵を産んでくれるニワトリにはとても感謝です。
まとめ
ニワトリの飼育に必要な費用とこれまでの産卵数について解説しました。
- 孵化・ひよこを育てる準備(27,380円)
- 小屋の建築(12,900円)
- エサ代 栄養補助剤(4,300円)
- 床材(0円)
- 病院代(21,610円)
飼育数や、飼育状況によって多少の違いはありますが、ペットと一緒に暮らすとなると、どうしても費用がかかります。
今回は、参考になればとの思いで費用について解説しました。
お金が掛からないから飼っているわけでは無く、ニワトリが大好きだから飼っているということが見てくれた皆さんに伝われば嬉しいです。
ニワトリを含め、ペットを飼うことは、命を預かることです。
これからニワトリを飼おうとしている方が、より良い環境で飼育する参考になれば幸いです。
それではまた。
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